常議員候補 井崎 愛佳

ご挨拶

常議員立候補挨拶

常議員立候補者 井崎 愛佳

 この度、西日本弁理士クラブのご推薦を賜り、令和8年度日本弁理士会定時選挙において常議員に立候補いたしました井崎愛佳と申します。何卒よろしくお願い申し上げます。
 私は化学と法律の双方を学び、2002年に弁理士登録、2009年には米国Patent Barに合格し、国内外の実務に従事してまいりました。国際感覚と現場視点を活かし、技術と法律、国内と海外の橋渡しを意識した業務を心がけております。
 弁理士になった当初は社会経験も乏しく、弁理士普及委員会で多くの先生方に支えられ育てていただきました。特に、西森正博先生(故人)、赤岡和夫先生をはじめ、小学校での知財教育に尽力された諸先生方とご一緒できたことは、今でも大切な財産です。
 その後、米国弁護士である服部健一先生のご厚意で米国に渡り、1年弱、米国法律特許事務所にて米国実務を学ぶ機会を得ました。文化や言語の違いに戸惑いながらも、「主張しなければ伝わらない」こと、そして「雑草のようにしぶとく」の精神を身につけました。
 帰国後は、弊所外国部門の業務改善を任され、多忙を極める中でも周囲に支えられ乗り越えることができました。異文化間の意思疎通では、誰にでも分かりやすく、明確に伝えることの重要性を実感しています。
 かつては国際情報委員会や日本知的財産仲裁センターにも所属し、仲裁・調停を学び国際感覚を磨いてまいりました。得難いネットワークは今も私の財産です。
 23年の実務経験を通じ痛感するのは、相手に分かりやすく伝えることの大切さです。私は関西の多様な力を結集し、「誰にでも分かりやすく伝える」を軸に、「誰でも意見を言え、誰でも活躍できる」開かれた弁理士会を実現したいと考えております。常議員として、弁理士会をより分かりやすく、参加しやすく、そして未来志向の組織へ進化させるべく全力を尽くしてまいります。皆様の温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

(文書責任者 鮫島 武信)

推薦の言葉

井崎 愛佳 弁理士 常議員候補推薦文

参謀長 鮫島 武信

「変革の時代に、共に未来を創るリーダー」
人知れず 咲いて支える  浪華の都の華一輪
――しなやかに、そしてひたむきに。

常議員には井崎愛佳弁理士を推薦します。
いま弁理士界は、生成AIの進展や国際出願手続の高度化、若手の減少といった変化の波にさらされています。こうした時代に必要なのは、制度と現場をつなぎ、未来を見据えて行動できるリーダーです。
井崎弁理士は、実務に根ざした視点とともに、「誰にでも分かりやすく、誰でも参加しやすい弁理士会」を目指して活動してきました。彼女は、現地代理人とのやり取りやクライアント対応を通じて、「伝わる言葉で話すこと」の重要性を体得してきました。「専門的であること」と「わかりやすくあること」は両立できる——その信念が、若手や非専門家との架け橋となっています。
また、井崎弁理士は女性としての視点を活かし、「時間制約のある人も無理なく関われる会務活動」の必要性を強く訴えています。雑草のようにしぶとく努力してきた彼女自身の経験から、リモート参加の活用や短時間での意見交換の仕組みづくりなど、現実に即した提案を行うと確信します。
社会人として、米国パテントエージェントとして、事務所弁理士として、時間と地域の差を乗り越えて、これほど多様な顔を持つ人を私は知りません。知っているのは明るい笑顔だけです。人々を結びつけるとびっきりの笑顔・・・
多様な視点が組織の力になることを、彼女は体現しています。文理の両方を学び、実務と法制度、国内外の違い、そして男女の視点を、明るい笑顔でつなぐことができる希有な存在です。
しなやかで強く、対話を重んじる井崎弁理士。
主張すべきはたとえ遠く迂遠な道であったとしても貫き通す!との勇気と信念が、変革期の日本弁理士会に新たな風をしなやかに、そしてひたむきに吹き込むと、私は確信しています。

(文書責任者 鮫島 武信)